17歳の1日めも、「アイドル」の君は
たくさんの方に「誕生日はてブ読みました〜!」って言ってもらえて、恥ずかしいけど嬉しいです。
泣いた、感動したなんてそんな美しい、大層ご立派な文章でもないけれど、どうしても自己満とはいえ、書き手として、ひとのこころに掠る文章が書けていることに喜びを感じてしまうのよ。
今回は、誕生日の当日0時に上げた前回のブログのエピローグ。
少々舞台のネタバレも含むので、これから入る方で全く知りたくない方はあとで読んでね。
2021年3月23日⠀大阪⠀気持ちのいい晴れ
貴方の生まれた日を祝うように一昨日、前日の雲はきれいさっぱりなくなって、清々しくて。
松竹座の外に着くと、前日はたくさんのひとがそれぞれのすきなひとのぬい、写真、チケットで記念撮影をしていたのに、
今日は驚くほどにどの子も黄色のズボンを履いて長い襟足をした、あのおかおのぬいばかり。こたぬいに寄り添うぬいたちも愛おしい。
その時点でもう泣きそうで。
貴方を祝うためにこんなにもたくさんのひとがひとつの場所に集まって、楽しそうに幸せそうにして過ごしているのよ。ねえ彪太郎さん、ちょっとそこから外見てみてよ!
去年の今日はがらんとした松竹座だったし、
一昨年の今日はこんな光景見せてあげられなかった。
会場全部を見渡せる席(笑)に入ったけれど黄色の服を着たひとがそこらじゅうにいて、
他の担当のひとだってみんな今日が
「岡﨑彪太郎くんの誕生日公演」
ってことを知ってる。みんなが貴方を祝いに来てる。
Hi?と言ったらなに?のくだりで拓哉が彪太郎さんを当てて、
彪太郎さんが「そんな気がしてたわ☺️来ると思った☺️」っていうのも嬉しかったし、
「今日はめでたい日だから1発ウケてやろうぜ」っていうのも、「みんな味方しかおらんで」っていうのも、
劇中だろうと今日は「あなたが主役」だから。
みんなが「彪太郎を主役にさせてやろう」って気持ちで今日は臨んでいるんだよ。
他にも彪太郎さんの誕生日!ってところがいくつもあって、
おなかすいた〜ってちび達が言ったら陸が「今日はケーキやで」「めでたい日だからなぁ」って言ってくれたり。
劇中のいたるところに、彪太郎さんへの、メンバーからの愛が詰まっていたね。
それがたまらなく嬉しかったんだよ。
まるで普通のなんでもないような公演の1つのように扱われていたときもあった。
マイクを持っているお兄ちゃんがギリギリ幕が下がるタイミングで「彪太郎おめでとうー!」って叫んでくれただけでも嬉しかった日もあった。
まるで彪太郎さんだけが「今日はぼくの誕生日公演!」って思って臨んでいるみたいで、まるでわたしだけが「今日は自担の誕生日公演!」って気合い入れて入っているんじゃないかってくらい。
それが、今日は、
Lilかんさいのメンバー、
先輩も、後輩も、スタッフさんも、
会場にいる全員が、
「彪太郎さんを祝うために」「彪太郎さんが主役の」
時間をつくって、それを楽しく過ごしている。
素敵すぎて夢みたいね。
お昼公演は挨拶も任されて、なぜか17歳になったはずの彪太郎さんは
「来年には18歳になりまして……車の免許もとれるし……選挙権もあるし……結婚もね……」
と話し出す始末。それは来年の話のネタにとっておきなさい。
ちょっとトンチンカンなところもいとおしくて、会場みんながクスッと笑っちゃってたの、あまりに優しい世界すぎて、つい会場を見渡してしまったよ。
SHINE ONの曲フリをしたかと思ったら、ハッピーバースデーの音楽が流れてきて、メンバー4人がケーキを持って登場してくる。
夢みたいとかじゃなくて、夢が叶ってるこの現実がとにかく幸せで、涙が止まらなかったよ。
彪太郎さんが劇中で4回くらいひっくり返すあの果物のバスケットをケーキの上で再現してて。あまりに大きくて豪華できれいで、でも、ケーキを見た貴方の顔が1番輝いてた。
「ずっと先輩が誕生日にケーキを持ってきてもらうのを見ていたので……これが座長かあって」
なんて、そんなこと言われたら今までの申し訳なさと、今日の言葉にできないこの嬉しさが入り交じってどうしようもなくて。
わたしも彪太郎さんのためのケーキを持ってきてもらう日を夢見てたけれど……貴方はケーキを持ってきてもらう先輩をずっとずっと目の前で見ていながら、自分の誕生日にはケーキなんてそんなもの無い、悔しい思いをしてたよね。
嬉しそうな顔をされればされるほど、こっちは泣き止めなくなっちゃう反比例の関係で、素直に笑って祝えるファンじゃなくてごめんね。
夜公演は斗亜の挨拶だった。
斗亜は「なんで彪太郎じゃないねん!って思ったよなごめんな🥲🥲」って言ってたけど。
(確かに最初はなんで彪太郎じゃないねん!ってめっちゃ思ったけど)
斗亜からの「彪太郎と初めて出会った時は……」なんて話とか、YouTubeに上がっていたドリパビの動画のFIREの話、Lilかんさいの未来の話。
入所したときに全くダンス経験がなくて、いつもいつもダンスが苦手ですって言っていた彪太郎さんと対照的に、なんでもこなす実力と愛嬌ですぐに前に出ていった斗亜。
でもずっとずっと一緒にいた、たった1人の同期で同い年。
そんな斗亜からの挨拶は誕生日に聞く素敵なプレゼント。
彪太郎さんはどんな気持ちでこの挨拶を舞台袖で聞いてた?わたし、彪太郎さんの挨拶よりも斗亜の挨拶のほうが泣いちゃった。だって彪太郎さんへの愛がどんな言葉よりもぎゅっとこもってたから。
ケーキ、美味しかったかな?
4人から誕生日プレゼント、もらえたかな?
どんなひとから、何人から、メッセージが届いたかな?
ちょっといいこと、あったかな。
素敵な一年のスタートダッシュを切れたかな。
華のセブンティーンを、アイドルの貴方にも、男子高校生の貴方にも、謳歌してほしい。
貴方の長い人生でたった1日しかない17歳の誕生日を、アイドルとして過ごしてくれてありがとう。
今日というこの1日に重くて深くて広くて濃くて大きい愛をぎゅっと詰め込んで渡す。
その愛を抱えて、どうか、この1年を、
幸せいっぱいで、楽しく、悲しいことはなるべく少なく、
彪太郎さんが笑って過ごせますように。
この世界に生まれてきてくれてありがとう。