碧空はあなた、虹はわたし

岡﨑彪太郎さんへ

 

 

 

19歳のお誕生日おめでとう。

 

 

 

 

 

 

 

 

やっぱりまるで同じ書き出しで誕生日をお祝いしたはてブから丸1年。

 

 

早いね、ラストティーンだね。

 

一昨年の今日、ANOTHERの挨拶で来年は18歳になって車の免許とって……って話してたのに

もう18歳の彪太郎さんとお別れの日。

 

17歳になる日に18歳の抱負を話されて

この子は一体何を言ってるんだと会場が笑いに包まれたのに

貴方は2年前ウケたのを覚えてた策士なのか、はたまた相変わらずのトンチンカンなのか、(たぶん後者ね)

昨日の挨拶で「明日19歳になるんですけど、来年は20歳ということで……」と話し始めた。

 

お願い!19歳の話をして!

というか19歳の話は明日にとっといてよ!

 

 

 

口数が少ない貴方、あまりかしこまった挨拶も得意じゃなさそうなのはわかってる。

たくさんの言葉というわけではないけれど、

こんなふうにちょっと笑っちゃったり、拍手を送りたくなるあたたかい言葉がだいすき。

大人になっていくにつれて、関ジュの中での立場がどちらかというと上になって、

はっきりと口に出せる言葉も減っていくかもしれないけど、伝えたいことはしっかりその芯のある言葉で伝わってるよ。

 

 

 

 

 

 

さくらガールをハンドマイクで歌う貴方。

 

「散りゆくから綺麗なんだってさ」

「そんなこと知らない僕になにができたっていうのさ」

 

5年前に同じ場所で先輩たちが歌っていたこの歌詞は、

いつか貴方の夢の終わりにも出会う自分を想像してしまってた。

いつからかそんな心配もなくなるくらい貴方は

ピアノを特技にして、車や船の免許も取って

貴方の可能性の幅がもっともっと広がって、今年は大学に進学してさらに進む道も増やせたね。

 

 

でも、

アイドル第一でやってほしいから……

大学なんか行かないでって去年のわたしは正直思っていて

「大学がんばって」って素直に言えない、素直に貴方を応援できないことにもやもやして、自分がファンとしてどうなんだろうって辛くて悲しくなっちゃって

自分が傷つかないための言い訳のように、むりやり大学がんばってねって建前で言ってた自分。

 

大学と両立してくれて、頑張る貴方の1年間の姿は去年の自分を安心させるには十分すぎるほど信じられないくらい背中が大きくなって頼もしくなって、自信のある彪太郎さんになったことが本当に嬉しいの。

 

 

 

 

 

そんな思い出のあるさくらガールを聞いて泣いちゃったみたいに、

昔は全然泣かなかったのにいつからかな、毎公演どこかでぼろぼろ泣いちゃう弱虫になってしまうくらい、たくさんの曲に会場に彪太郎さんとの思い出が積み重なってきてるのを実感します。

5年半も彪太郎さんの担当をしてたら慣れてくるはずなのに、毎回彪太郎さんに会いにいく夜行バスの中ではどきどきするのも、そんな自分がなんだか可愛いなって思えてちょっと幸せになれるんだよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャニーズに入ってなかったらタクシーの運転手さんになりたかった。御堂筋のイルミを手を繋いで歩くカップルがうらやましい。学校のイベントに全く出られなかった。

 

彪太郎さんの10代、

貴方の青春も、未来も、夢も、

アイドルというお仕事でふつうの人生とは180度変わってしまったよね。

わたしも大人になってきて、たまに、

貴方の大事な大事な1度しかない人生を娯楽として楽しんでいることをマイナスに考えてしまうときがあるの。

 

でも、貴方がキラキラした笑顔でステージに立って

夢を、目指す全てをその手で掴もうとしている姿を見るたびに

 

これでいいんだ、まちがいないんだ、

 

 

 

 

 

 

 

 

彪太郎さんはわたしにとって1番のアイドル。

彪太郎さんのお仕事は、きらきらのアイドル。

 

 

 

 

 

 

 

 

19歳のお誕生日の今日も、まだまだ彪太郎さんのアイドルとしてのはじまってくこの物語の序章。

 

わたしたちに見せてくれている顔の裏にきっと

悩んで苦しんでこの道を選び続けてくれてること、

遠く離れてる夢が見えにくくて、この道が合ってるのかな、いつかはっきりとした夢が必ず見つけられるよってファンのひとりのわたしが言いきれるはずもないけど。

 

 

 

 

 

 

 

貴方の眩しい笑顔は澄み切った碧空みたいだから!

 

いやなことも忘れさせてくれるような、

暖かくほっと包まれて、しあわせな気持ちになれる。

ずっとずっと続いていてほしいと思う。

 

 

 

 

そして、

 

中心の眩しい赤い太陽。

向かい合わせ、地の緑色の草がいきいきと輝く。

みんなが眺めてしまう青い海がきらめく反射。

混じっていく夕方の紫色の空。

 

 

ぜんぶぜんぶ、碧空があるからすてきに見えるんだよ。

 

 

 

 

 

 

 

わたしは光の粒のひとつ。

いっぱいいっぱい集まって、貴方にかかる虹に……

なれたらいいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

19歳、ラストティーンの1年も

彪太郎さんに悪いことはすくなめに、

いいことばかりが訪れますように!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2004年3月23日火曜日夜7時半過ぎ

 

大阪の天気はくもり、少し寒い日だったみたい。

貴方がこの世界に碧空と虹を連れてきたのね。

 

 

 

 

生まれてきてくれて、ありがとう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

HappyBirthday💛19th

2023.3.23